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小型新エネ車購入において女性の意思決定権が高い

 経済誌「第一財経」によると、ガソリン車と比べて新エネルギー車の購入において女性の意思決定権が高まっていると報じています。

 「第一財経」は公安部の統計データを引用したところによれば、2021年現在、中国の女性ドライバーは1.62億人に達し、全体の33.68%を占めています。2014年の0.7億人から2021年には1.6億人まで、女性ドライバーは年間約1300万人のペースで急増しています。「2021中国自動車市場消費動向洞察報告」によると、女性ユーザーの割合は既に33%に達しており、10-20万元が多くの女性ユーザーの自動車購入予算となっています。

 「第一財経」によると、注目すべきは、「若年化」と「女子力」が特に小型新エネルギー車のセールスポイントになりつつあることです。地場メーカー長城汽車傘下の新エネ車ブランドORAや、昨年から話題の五菱宏光MINI EVは、いずれも女性ユーザーをターゲットとしたヒット商品です。ORAブランドの女性ユーザーの割合は70%に上り、五菱宏光MINI EVの女性ユーザー比率も60%を超えています。また、地場メーカーChery(奇瑞)の小型EV「小蟻」も多くの女性に好まれています。

 また、「第一財経」は百度系のビッグデータ関連組織が発表した「2021年新エネ乗用車白書」を引用したところによると、25-34歳の若年ユーザー層が新エネルギー車への関心が高いことが分かります。また、ガソリン車と比べて、女性ユーザーは新エネルギー車の購入においてより多くの意思決定権を持っています。

 ある新エネルギー車メーカーのマーケティング関係者は「第一財経」の取材に対して、「男性はブランドや操作性を重視するのに対し、女性はコストや安全性に敏感で、操作性への関心は男性より低いです。女性は新しいものを受け入れやすく、新エネルギー車への受容度が男性より高いです。また、女性は買い物や通勤を中心に使用するため、新エネルギー車は女性にとって便利です」と説明しています。

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