自動車苦情ランキング、長城ORAは「車載チップすり替え」で一位に

科学技術情報サイトの「快科技」によると、自動車苦情プラットフォーム「車質網」の12月の苦情ランキングも発表された。これまでの数か月と比べ、上位メーカーに大きな変化が見られ、TOP5のうち、長城汽車が一位で、吉利が3つを占め、もっとも苦情の多いブランドとなった。

具体的に見ると、長城汽車の新エネ車ブランドORAの「好猫(Good Cat)」は、「車載チップすり替え」騒動で、ユーザーから継続的に苦情が寄せられ、12月には計1362件計上され、今年最も苦情の多いモデルとなった。2位は、吉利汽車の新エネ車ブランド幾何(Geometry)EX3である。

幾何EX3の苦情の原因は、ユーザーが予約金を払っても納車できなかったこと、メーカーが明確な納車時間を提示していないこと、多くのユーザーが長期間待たされたことである。

苦情件数が3番目に多かったのは吉利のPrefaceで、ユーザーからの意見には、車載ディスプレイの作動がもっさりで、車両が発進して数キロ走行した後にようやく反応して、旧式ガラケイよりも劣っているとの声が多い。

4位は同じく吉利のSUVモデル博越(BoYue)である。ユーザーから一部スペックダウンや、手抜きが明らかになって、深刻な安全上のリスクが存在すると指摘された。また、車載ディスプレイのガタガタ感も苦情の原因の一つとなった。

広汽とトヨタの合弁モデルのLevin(雷凌)は5位にランクインした。「トランスミッションの故障」や「異音」が問題となっている。これまで品質が優れていることで知られてきた広汽トヨタであるが、Levinではこれまで通りの優れた素質を保つことができなかった。

BYDの「宋Plus DM-i」が6位にランクインしたのは、納車待ち時間が長すぎたためであるが、供給が追い付いていないことが原因である。7位から10位までは、東風ホンダCivic、長城ORA Good Cat GT、東風ホンダInspire、一汽VW Tayronなどのモデルが挙げられた。


参考記事:https://news.mydrivers.com/1/807/807548.htm

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