CATL、長城汽車傘下の動力電池メーカーSVOLTを不正競争で提訴

科学技術情報サイトの「快科技」によると、CATL(寧徳時代)は先日、長城汽車傘下の動力電池メーカーSVOLT(蜂巣能源科技有限公司)に対する訴訟を提起した。その理由は不正競争であり、この事件は福建省寧徳市中級裁判所で今月開廷される。この事件の被告には、SVOLTのほか、関連会社の無錫天宏及び保定億新の2社が含まれる。

判決書によると、2018年から2019年にかけて、CATLの従業員9人が退職後、それぞれ無錫天宏と保定億新に入社し、CATLのライバルであるSVOLTにサービスを提供した。これらの9人はCATLの在任期間中、それぞれ主任技師、製造技師、市場専門員などの職に就いていた。裁判所は、無錫天宏と保定億新がいずれもSVOLTの関連会社であると認定した。

CATLは、この9人が自身と締結した「機密保持と同業制限協定」に違反したとして、9人に対してそれぞれ違約金100万元の賠償を求めた。

資料によると、SVOLTの前身は長城汽車動力電池事業部で、2018年、長城汽車内部の組織変更を経て、同社は長城汽車から離れ、独立運営を開始し、最近IPOに向けて準備している。

また、SNE Researchが発表した2021年世界動力電池搭載量ランキングによると、CATLの搭載量は96.7GWhに達し、市場シェアは32.6%で世界1位となった。

SVOLTは3.1GWhで世界10位であったが、前年同期比416.67%増とトップ10の中で最も成長の早い動力電池メーカーとして注目されている。


参考記事:https://news.mydrivers.com/1/814/814546.htm

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