バッテリーサプライヤーCATLとSVOLT、和解へ

先日、CATL(寧徳時代)が長城汽車傘下の動力電池メーカーSVOLT(蜂巣能源科技有限公司)に対して起こした訴訟は、後者が500万元を支払うことで和解が成立した。

CATLは今年2月、SVOLTを不当競争で訴えた。起訴状によると、元従業員9人は2018年-2019年、SVOLTの関連会社2社に相次いで転職した。CATLは、上記9人が自身と締結した「秘密保持及び競業制限協定」に違反したとして、2019年から2020年の間に福建省寧徳市蕉城区仲裁委員会に労働仲裁を申し立て、9人の元従業員に対して、それぞれ違約金100万元の支払いを請求した。

訴訟事件後、業界関係者もメディアの一部は、競業制限の乱用として、CATLの主張を非難している。今回の和解も、プレシャ―を感じたCATL側の妥協との見方もある。

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