ベンチャー系自動車新勢力の理想汽車、1000人超のユーザーから集団クレーム

ベンチャー系自動車新勢力の理想汽車は最近、1000人を超えるユーザーから「不正な販売手法」として集団で出したクレームを受けたことが明らかになった。

クレーム内容によると、ユーザーは今年6、7月に同社の代表モデル「理想ONE」を注文した際、販売窓口や理想汽車の公式サイトのカスタマーサービスに新型があるかどうかをわざわざ問い合わせたところ、返ってきた回答はすべて口裏を合わせたもので、短期的には新型がないこと、あっても来年第3四半期のことであることであり、また全国統一価格を保証し、値下げはしないとの約束であった。

しかし、発売から2カ月余りの2022年9月1日、理想汽車は「理想ONE」を生産を終了し、在庫を2万元値引きして販売すると発表した。報道によると、理想ONEの値引きと生産終了については、理想汽車のスタッフが事実であると確認した。生産終了の背景は、今年11月に発表される後続モデルの「理想L8」に販売リソースを振り向けるためであると分析されている。

また、理想汽車の創業者である李想氏自身も、「L8を検討している人はONEを買うのはやめよう」と発言したと報じられた。

集団でクレームを出したユーザーたちは、理想汽車に、詐欺、隠蔽、虚偽宣伝などの問題があり、ユーザーに損害をもたらしたと主張していると同時に、理想汽車側に対して、2万元の追加割引、車両の生産停止後のサービス保証、生涯品質保証の提供、新モデルを交換する権利の留保などを要求している。

現在、ユーザーからの集団クレームに対し、理想汽車側は「すでに専任チームを作って、対応している」と回答した。

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