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テスラ、名誉毀損で人気インフルエンザを提訴

 自動車情報サイトの「新浪汽車」によると、テスラは1月26日に、某プラットフォームの人気インフルエンザの陳氏(アカウント名@小剛先輩)を正式に提訴する。

 テスラ側によると、同氏を提訴したのは、「テスト結果を偽った」ためだという。

 陳氏は2021年4月29日から30日にかけて、「自分の2台の車で、緊急ブレーキテストをしてみよう」という動画を2本ネット上に公開した。

 映像によると、本人自身がテスラのModel 3と地場EVベンチャーXpeng(小鵬)P7の2車種を運転し、閉鎖された道路内で事前に配置された紙のダミー車と人形に向かい、車速が50km/hに達するとアクセルペダルを放し、かついかなるブレーキ操作もせず、車両自身の自動緊急ブレーキシステム(AEB)が作動させるだけで、障害物に衝突するかどうかのテストであった。

 テスト結果によると、テスラのModel 3は3回の実験のうち、「ブレーキ反応がなかった」ために障害物に衝突したのが2回あり、成績が振るわなかった。

 動画投稿後、不思議な点に気づいたネットユーザーは、陳氏が実際、Model 3のAEB自動制御中にもアクセルペダルを軽く踏んだはずだと指摘した。

 映像を見ると、車両が滑走してAEBの起動を待つ間でも、テスラModel 3のセンタースクリーンの上には「エネルギーバー」が表示されており、障害物に衝突する直前にも淡いエネルギーバーが見えるようになっている。

 テスラの「エネルギーバー」は、車両がパワーを出力している状態を示している。そのため、一部のネットユーザーは、陳氏がテスト中にModel 3のアクセルペダルを何度も踏み込んだと推測しており、テスト結果に疑いがあると主張した。

 一方、陳氏は1月27日、SNSでテスラに提訴されたことについて、現時点で弁護士からの書簡は届いておらず、電話も受けていないと述べた。

 実際、テスラの名誉毀損に関する裁判は今回初めてではない。企業調査アプリによると、テスラには現在18件の司法裁判にかかわっており、そのうち4件が名誉毀損裁判であり、被告人はそれぞれ個人2名、法人2名である。

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