テスラ、インタネット上の名誉棄損の控訴で初勝利

2021年10月11日、ブレーキ異常としてインタネット上でテスラ批判を展開したModel 3の所有者に対するテスラの控訴で、初の民事判決書が出た。温州市鹿城区裁判所が下した判決書は、テスラのModel 3の所有者のC氏がテスラに対する名誉毀損の罪を構成していると認定しており、裁判所は、被告が判決発効日から10日以内に国内版TikTok「抖音」で原告に謝罪する動画を90日以上掲載することと、被告は判決が発効した日から10日以内に原告に賠償金5万元を支払わなければならないと判決した。

今回の訴訟は、C氏が運転するModel 3が2020年8月、駐車場から100メートルほど離れた位置にいた際に急加速したことが発端である。この事故で駐車場の複数の車両が大破し、運転手のC氏は7時間の救急処置でようやく命を取り戻した。

C氏は事件後、このModel 3は当時、運転支援機能をオンにしておらず、車両が突然暴走し、ブレーキを踏んでも止まらなかったと主張した。

2020年10月、警察はC氏が事故の全責任を負うべきだと判定した。温州市自動車工程学会は2021年5月、今回の事故の調査報告書を発表した。同報告書は、中米双方のデータから2020年8月の温州テスラ衝突事故はC氏がアクセルペダルをブレーキペダルと誤って踏んだことによるものと確認した。

C氏は警察の判定と調査報告書の発表後、インタネット上で異なった事実に基づいてテスラの評価を損なう情報を拡散し、ネットユーザー、メディア視聴者等のテスラに対する誤った認識、及びテスラに対する社会的評価の低下をもたらしたことは誹謗中傷による名誉毀損を構成しているとテスラが主張した。


参考記事:http://www.autor.com.cn/index/business/e-commerce/14338.html

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