「ブレーキが効かない」とデマを拡散したテスラユーザーが謝罪

 2020年8月に「テスラのブレーキが効かない」デマが拡散し、ネット上で騒がれた。温州のあるテスラユーザーは2020年8月20日、Model 3を運転中、駐車場に入った後に複数の車と衝突事故を起こした。事故発生後、同ユーザーはTiktokや微博(ウェイボー)などのSNSで、車が急加速し、自分で踏んだブレーキに反応しなかったことが事故を招いたと主張したうえ、「命を大切にしてテスラから離れよう」とテスラを誹謗中傷するコメントを繰り返して発表した。

 その後テスラ側は、同ユーザーを裁判所に訴えた。事件は一審、二審を経て、今年3月に判決が下された。判決は、温州のテスラユーザーはテスラ社の名誉棄損に当たると認定し、テスラ社に謝罪し、経済的損失を賠償するようと命じた。同ユーザーは、最終判決をうけ、先日ネット上で2020年の温州テスラブレーキ事件の当事者として謝罪文を発表した。

 同ユーザーは、自分が微博アカウント「温州テスラ暴走車の所有者」とTiktokアカウント「温州テスラ故障車の所有者」の管理人であると認めたうえ、事故当日にアクセルペダルを踏み間違えたことで事故が発生し、ペダル踏み間違いを知りながら「テスラの自動ブレーキが作動しなかった」という内容を捏造し、テスラに大きな損害を与えたと謝罪した。

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