BYD、2024年上半期に日本市場で1084台販売 – 輸入電気自動車市場の10%を占める

日本自動車輸入業者協会(JAIA)の6月のデータによると、2024年上半期、BYDは日本市場で1084台の自動車を販売し、日本の電気自動車市場の2.7%のシェア、輸入電気自動車市場の10%を占めた。この販売台数は少ないように見えるが、日本国内の電気自動車市場が振るわない中で目立つ成績だ。

今年上半期、日本の電気自動車の販売台数は合計10785台で、自動車総販売台数の9.5%を占め、昨年より2ポイント上昇した。これに対し、日本メーカーの電気自動車販売台数は29282台で、前年同期比39%減少した。このうち、日産サクラの販売台数は38%減少し、市場全体のパフォーマンスに影響を与えた。輸入電気自動車は日本の電気自動車市場の27%近くのシェアを占めている。

BYDは2023年に日本でSUV「Atto 3」、ハッチバック「Dolphin」、セダン「Seal」を発売し、段階的にラインナップを拡大し、2025年には3万台の目標を立てた。今年上半期、BYDの販売台数は前年同期比88%増加し、輸入車販売台数ランキングで19位から14位に躍進した。

一方、日本の自動車メーカーの電気自動車市場での展開は遅れているように見える。これにより、BYDなどの外国ブランドはより多くの市場チャンスを持つようになった。BYDは複数の車種を通じて一部の新しい技術に基づいて開発された製品に興味を持つ若い消費者を引きつけているようだ。価格面においても、SealスタンダードモデルのようなBYDの車種は中国国内よりも高い販売設定であるにも関わらずだ。BYDの海外市場での強力な展開は、日本の自動車メーカーにかつてない挑戦をもたらしている。

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