WeiChai（維柴動力）は5月12日に深セン市でBYDと戦略的提携協定を締結し、両社はそれぞれの強みを生かして新エネルギー自動車分野でより全面的で深い戦略的提携関係を構築すると発表した。

　WeiChaiは中国最大のディーゼルエンジン生産メーカーである。2010年から、同社は新エネルギー業務を前倒しで展開し、2030年の新エネルギー業務が世界の業界の発展をリードするという戦略目標を制定している。同社は40数億元を投資し、カナダのバラード水素燃料電池、英国のシリス固体酸化物燃料電池、スイスの高速空気圧縮機を再編し、全国初の水素内燃機関の大型トラックを開発し、EV、ハイブリッド、水素燃料電池の3つの技術パラダイムを併存させる投資戦略で産業発展の不確実性がもたらすリスクを分散している。

　今回BYDとの提携には、両社が山東省で動力電池を合弁で生産し、動力電池の研究開発・製造拠点を建設する内容が含まれている。