LFMP(リチウムマグネシウムリン酸鉄)電池、今後の主流になるか

最近、自動車産業チェーンの川上・川下企業は、完成車メーカー、動力電池メーカー、正極材料メーカーを問わず、リチウムマグネシウムリン酸鉄(LFMP)電池への布石を加速させている。

自動車情報専門サイトの auto.gasgoo.com(蓋世汽車網)のまとめによると、少なくとも、NIO、CATL(寧徳時代)、BYD、CALB(中創新航)、FARASIS Energy(孚能科技)、GOTION(国軒高科)、SVOLT Energy(蜂巢能源)、PHYLION Battery(星恒電源)、REPT BATTERO Energy(瑞浦蘭鈞)、HENGTRON Nanotech(珩創ナノ)、DYNANONIC(徳方ナノ)などの企業がこの分野に手を伸ばしている。

リチウムマグネシウムリン酸鉄(以下は「LFMP」)は、リン酸鉄リチウム(以下は「LFP」)のアップグレード版である。LFPは技術が成熟しており、低価格、高い安全性能、優れた構造安定性と循環性能であるが、デメリットとして、低温性能が悪く、エネルギー密度が低いと言われている。

LFMPは、LFPにマンガン添加で電池のエネルギー密度が向上したもので、LFPと同じ構造である。そのためLFMPは、LFPと同じ低コスト、高安全性能、高熱安定性を持ち、ニードルパンチや過充填で自然発火が発生せず、寿命が長く、安全で爆発のリスクが少ないというメリットを持ち、同時にLFPの短所を補っている。

一部の分析レポートによると、LFMPの電圧は4.1Vに達し、3.4VのLFPを大幅に上回り、電池のエネルギー密度を高めることができ、同じ条件下で理論上のエネルギー密度はLFPより15-20%高く、三元電池NCM523のレベルにほぼ達する。これにより、LFMP電池は電気自動車の航続距離が700キロに達することを可能にしている。

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