SparkCharge、電気自動車用「モバイルバッテリー」を発売

スタートアップ企業のSparkChargeは、超高速充電が可能な製品を発売した。今のところ、この「携帯型で超高速、モジュール化された電気自動車充電装置」は正式に命名されておらず、電源に接続せずにいつでもどこでも電気自動車を充電できる。

この装置は小型で軽量。公式発表によると、上部の充電器モジュールの重さは9㎏、下部の電池モジュールの重さは22㎏で、上下ともにサイズは61×33×23㎝ほどで、持ち運び用の大きなスーツケースと同じくらいで、乗用車のトランクルームに入るサイズだ。この充電装置には18650型リチウム電池が数多く含まれており、電気自動車に1分間に1.6㎞走行できる電力を給電することが可能だ。各バッテリモジュールには3.5kwh(3.2kwh使用可能)の電力を収容でき、最大20kwの電力を連続供給できる。チャージャーモジュールの最大許容電流は40A、最大電圧は500Vだ。

同社によると、現在「自動車業界で最も有名な企業のいくつか」と協議しており、顧客が電話やスマホでいつでも注文できる「デリバリーピザ」型ソリューションや、移動中の電力不足の緊急事態に備えて、自動車メーカーやディーラーが顧客サービスの一環として活用できるようにするなど、さまざまな運用オプションがあるという。

同社のスペックシートによると、その直流急速充電ハードウエアはCHAdeMO協会の規格に対応しており、間もなくCCS Combo規格にも対応するという。

現在の電気自動車の航続距離に比べて、3.2kwhや6.4kwhの給電量はそれほど多くはないが、SparkChargeソリューションは、「最後の数マイル」での「ガス欠」を解決し、走行時の安心感を与えてくれる。


参考記事:http://auto.gasgoo.com/News/2019/08/090956385638I70120410C501.shtml

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