広汽(GAC)とWarisan TC、マレーシアにおけるCKD工場の竣工・量産式を挙行

4月29日、広汽(以下、GAC)とWarisan TC Holdings Bhdはマレーシア・クアラルンプールのSegambut工場で、マレーシアCKD工場の竣工・量産式を行いました。

このCKD工場プロジェクトは2023年5月にスタートし、その際にGACとWarisan TCが共同でこの計画を発表したとされています。その後、2023年10月にマレーシア工場の着工作業が本格化しました。2024年3月30日には先行量産が行われましたが、4月29日には工場の竣工を迎え、初のモデルである小型SUVのTrumpchi GS3の量産が開始されました。

今年1月11日に、GAC傘下の新エネルギー車ブランドのAIONはWarisan TCの子会社であるTan Chong Motor Assemblies Sdn. Bhd.(以下、TCMA)をGAC電気自動車の独占販売店に選定しました。

Segambut工場は、GACとTCMAが共同で建設する全く新しい工場であり、GACの基準を満たしています。同工場の標準生産能力は年間3.44万台であり、最大で年間5万台を超えることができます。GACは今年、マレーシアでの生産・販売台数が2000台を超える見込みであり、後続の新型モデルの導入を積極的に進めています。

GACのほか、長城汽車も昨年10月にマレーシア・ASEAN地域で初のCKDプロジェクトをスタートさせました。両社が締結した了解覚書によると、現地企業EPMBは現地で長城汽車の電気自動車をはじめ、傘下のSUVやピックアップトラックなど多くの車種を組み立て、提携は計画通り今年スタートする予定です。

GAC Trumpchi GS3

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