広汽AION（広汽傘下の新エネルギー車ブランド）は4月2日、インドネシアのINDOMOBILグループと戦略提携協定を締結し、東南アジア最大の自動車市場に本格参入しました。この提携により、広汽AIONは「タイ+インドネシア」2工場戦略の基盤をさらに強化し、東南アジア市場における新エネルギー車の選択肢を増やしています。

提携計画では、広汽AIONはINDOMOBILグループと完成車製造、自動車販売サービス、金融、エネルギー生態、モビリティー市場など幅広い分野で戦略提携を展開します。これにより、インドネシアの消費者はより豊富な新エネルギー車を選ぶことができるだけでなく、インドネシアおよび東南アジア全体の新エネルギー自動車産業の発展を後押しすることになります。

インドネシアは、東南アジア最大の市場であり、最大の自動車保有国でもあり、豊富なニッケル鉱山資源を有しており、自動車産業の発展に政策的・資源的基盤を積極的に提供しています。INDOMOBILグループは、完成車製造から自動車金融まで多岐にわたる事業を展開する大手グループであり、親会社であるSalimグループはインドネシアのトップ3財閥の1つであり、広汽AIONのインドネシアでの発展を力強くサポートしています。

広汽AIONのグローバル化戦略は急速に進展しており、すでに東南アジア市場で大きな進展を遂げ、タイには初の海外製造拠点を建設しています。今後、同社はグローバル展開をさらに加速させ、アジア太平洋、欧州、中東、米州などで世界的な生産・販売拠点を構築し、自社の電気自動車を海外市場に販売させていきます。