200GWhの大型契約、国軒高科が米メーカーのサプライヤーに

自動車情報サイトの「汽車公社」によると、12月20日、中国バッテリーサプライヤー国軒高科(Guoxuan High-Tech Co.,Ltd.)の海外子会社である米国国軒が、米国のある大手自動車メーカーのサプライヤーになったと発表した。

発表によると、同めーかーの需要を満たすため、国軒高科中国大陸部電池生産拠点のリン酸鉄リチウム電池を輸出する。2023-2028年の間、同メーカーの電池需要総量は200GWhを下回ることはないと予想されている。

一方で、米国でのリン酸鉄リチウム電池の現地化生産・供給や、将来的な合弁会社設立の可能性についても共同で検討する。

RivianとLucidは米ベンチャー系新勢力として量産を実現したばかりで、主に三元リチウム電池を采用している。GMは、韓国LGと合弁電池工場を建設し、Ultium電池を生産している。テスラについては、現在わかっている納入先にCATL、パナソニック以外に、BYDからバッテリーを供給されているとの噂もある。

一方、フォードも、国軒高科と関係もあるので、総合的に見て、この謎の米自動車メーカーはフォードである可能性が高い。

中国自動車動力電池産業革新連盟のデータによると、今年1-11月の国軒高科動力電池搭載量は6.6GWhで国内4位、市場シェアは5.1%であった。最新の11月単月データによると、国軒高科の1.08GWhの搭載量も、単月4位となった。

世界的に見ると、今年10月時点で国軒高科の世界市場シェアは2.6%、10月単月の搭載量は7位である。


参考記事:https://www.iautodaily.com/index.php?c=article&id=18405

1293