広州市も上海市に続き、新エネ車登録枠制限へ

 6月25日、新エネ車メディアの第一電動が入手した情報によると、登録規制都市(注)の広州市は「新エネルギー車情報管理業務のさらなる改善に関する通知(試行)」という事実上の「意見募集案」を発表し、上海市に続き、広州市もまもなく無制限だった新エネ車のグリーンナンバープレート(登録)に対する規制が行われることが明らかになった。

 広州当局の関係者に確認を求めたところ、7月1日より、広州市民は「広州市新エネルギー車情報管理証明書」と新エネ車ナンバープレート発給枠などの関連資料を入手しなければ、グリーンナンバープレートを取得できなくなるという回答が得られた。ただし、規制はすぐに導入されるものではなく、1~2カ月の移行期間があるとみられる。

 これに先立ち、上海市のグリーンナンバープレート登録の新しい政策は5月末に発足すると報じられたが、ここにきてまだ導入されていない。新政策は懸案となっており、一部の自動車メーカーと上海市関連部署との間になんらかの駆け引きがあったとの噂もある。

 今回、広州市が新エネ車登録規制導入前に自動車メーカーの意見を公募するのは、上海市での混乱を避け、よりスムーズな政策導入手続きを目指すものとみられる。

 統計によると、広州市の2015年の自動車保有台数は224万台で、2020年には299万台に達し、33.4%増加した。2020年、広州市の新エネ車の販売台数は5万3千台であったが、2021年1-5月の販売台数は3万4千台に達し、年間販売台数は8万台を超えると推定されている。

注:中国の登録規制都市は、北京、上海、天津、広州市、深セン、杭州の6都市で、また貴陽市中心部と海南省全域も登録規制を導入している。ただし、広州市と上海市は現在新エネ車の登録に対して規制をかけていない。


参考記事:https://www.d1ev.com/news/zhengce/150008

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