テスラ、上半期の中国新エネ車輸出の3割を占め、上海ギガファクトリーを輸出拠点に

 テスラは先ほど発表した第2四半期決算で、サプライチェーンや工場改造によるわずかな影響を受けたものの、上海ギガファクトリーの生産能力は依然として堅調だとした。米市場の旺盛な需要とコストのグローバル最適化により、テスラは上海ギガファクトリーを主要な自動車輸出拠点として位置づけている。

 上海ギガファクトリーは、テスラが海外に設立した初の工場として2019年末に稼働した。昨年10月から、テスラは完成車の輸出を開始し、輸出国にはドイツ、フランス、イタリア、スペインなどが含まれる。最初に輸出されたのは中国市場でも販売されているModel 3のベーシック・アップグレード版である。

 今年上半期のテスラ中国の販売台数は16.2万台で、世界市場の41.9%のシェアを占めた。また、今年上半期のテスラ上海ギガファクトリーの輸出は約5万台、同期の中国の新エネ車輸出全体の30%近くを占めている。

 テスラは今年から、日本、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなどのアジア太平洋地域向け輸出はすべて上海ギガファクトリーから供給されると明らかにした。業界関係者は、中国の生産コストは米国などに比べて低いため、テスラは上海ギガファクの生産能力の一部を輸出に振り向けているとみている。


参考記事:https://www.yicai.com/news/101122707.html

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