11月乗用車市場、コロナ対策の影響で前年比前月比ともに減速も、新エネ車好調

 乗連会(全国乗用車情報連席会)によると、11月の国内乗用車小売台数は前年比9.2%減の164.9万台である。前月比は10.5%減となり、11月に前月比マイナスになったのは2008年以来であり、コロナ感染の多発とそれに伴う対策強化の影響による。

 1-11月の累計小売台数は前年同期比1.8%増の1836.7万台、前年同期に比べて31.7万台増えたが、中でも自動車購入税優遇策の発動が大きく寄与したと乗連会が見ている。

 11月の新エネルギー乗用車の小売台数は、前年同期比58.2%増、前月比7.8%増の59.8万台に達して、引き続き増加している。1-11月の新エネルギー乗用車の小売台数は、前年同期比100.1%増の503.0万台と拡大傾向が続く。

 11月の新エネルギー乗用車のメーク別卸売台数ランキングでは、BYDが229,942台、テスラ中国が100,291台、上汽GM五菱が76,165台、吉利が34,642台、長安が32,018台、広汽AIONが28,765台、上汽乗用車が25,785台、ベンチャー系新勢力のNETAが15,072台、理想汽車が15,034台、NIOが14,178台など、1万台を超えたのは14社である。

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