CATL、上半期の売上高と純利益共に減少

CATL(寧徳時代)は26日夜、2020年上半期決算を発表した。新型コロナウイルスによる肺炎疫病の発生状況の影響により、営業利益、純利益ともに前年同期比減少となり、業績は低調となった。収入減少などの要因の影響を受けて、CATLは上半期に管理費と研究開発費などの一部の支出を削減した。

同決算によると、CATLの今年上半期の営業収入は前年同期比7.08%減の188億3000万元だった、純利益は同比7.86%減の19億3700万元だった。

売上高と純利益が共に減少した理由について、CATL側は、主にコロナ禍のショックにより、市場の需要が大幅に減少し、新エネルギー自動車の生産販売台数が前年同期比で大幅に減少したことで、同社の主な収入源である動力電池の販売収入が減少したと説明した。今年上半期、同社の動力電池システムの売上高は前年同期比20.21%減の134億7800万元だった。

「中国汽車動力電池産業革新連盟」(「国家動力電池イノベーションセンター」の傘下組織)のデータによると、今年1~6月、中国の動力電池の生産量は前年同期比45.8%減、販売量は同比41.7%減となり、CATLがトップのシェアを占めたものの、搭載台数も減少した。

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