ボッシュ、三菱商事、BAICの子会社とバッテリーリース金融サービスで戦略提携

新エネ車情報サイトの「第一電動」によると、ボッシュ、三菱商事はこのほど、BAIC(北京汽車)傘下の新エネブランド北汽藍谷(Baic Bluepark)の子会社である藍谷能源(Bluepark Smart Energy)と、戦略的提携覚書を締結したことを発表した、3社は提携を結び、藍谷能源のバッテリー交換プラットフォーム、ボッシュのクラウド型バッテリー管理技術、三菱商事のバッテリーサービス商業化能力を活かし、共同で「BaaS=バッテリー・アズ・ア・サービス」のビジネスモデルを模索する。

中国では新エネルギータクシーやネット配車の需要が多い。データによると、中国にはタクシー約140万台、ネット配車1500万台の保有台数がある。電動化に伴う設備投資(CAPEX)の節約、車両の稼働率の向上、バッテリー資産の有効活用、TCO(Total Cost of Ownership)の削減は、タクシーやネット配車企業にとって重要な課題となりつつある。

ボッシュが開発したクラウド型バッテリー管理システムは今回の提携のベースであり、車両データを監視・分析し、ビッグデータに基づきバッテリーの状態を最適化することで、バッテリーの性能と使用寿命を大幅に向上させることができる。

藍谷能源は、BAIC傘下のバッテリー交換業務を営む会社として、法人向け新エネ車エネルギーソリューションの研究開発、製造、販売業務において経験を持ち、バッテリー資産を最適化することで、バッテリーの全ライフサイクルの価値を最大化し、再利用可能、拡張可能、アップグレード可能なスマートバッテリー交換運営ネットワークとバッテリー統合サービスネットワークを構築する。

三菱商事は世界規模で電力、エネルギー、自動車、バッテリー、金融、デジタル化などの事業展開に力を入れている。


参考記事:https://www.d1ev.com/news/qiye/169485

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