キア、中国戦略を練り直す

 キアの中国初のCity Storeが11月20日、西安にオープンした。世界最新のSI 2.0規格を採用し、「Opposites United(対立統一)」設計理念に基づいたCity Storeは、キアの電気自動車ブランドへの転換に向けた新しい販売チャネルとなる。City Storeに加え、今後3年間で全国のディーラー店舗すべてをSI 2.0へのアップグレードを推進する計画である。

 ここ数年、現代自動車と同じように、キアはグローバル自動車ブランドとして、中国市場での存在感が低下している。内燃機構の車種は地場ブランドに抑えられ、売れ行きが芳しくないだけではなく、新エネ車のパフォーマンスも全く上がらない。

 キアは、今年初めに「2030戦略」を発表し、2030年までに新エネ車の販売台数を200万台、うち純電気自動車を120万台とする計画を明らかにした。8月の成都モーターショーで、キアは「New Kia」戦略を発表し、世界標準でキアの中国市場におけるブランドイメージを再構築することを意図した。

 戦略を達成するためには、キアは製品、チャネル、マーケティングなどを全面的に刷新しようとしている。

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