Xpeng、海外生産検討へ 新ブランド「MONA」を発表、小米「SU7」販売目標を上回る

4月25日、北京モーターショーが開幕し、Xpengは注目される発表会を行いました。Xpengの創業者である何小鵬会長はメディアの取材で重要な情報を明らかにしました。海外進出に関しては、中国製電気自動車に対する欧州の調査や規制環境の変化がXpengに海外での工場建設や新たなサプライヤー探しを検討させる可能性があると述べました。また、何氏は、Xpengが海外でテクノロジー企業としての地位を確立し、ミドル・ハイエンドのブランドを構築したいと望んでおり、コストパフォーマンス路線だけを歩みたくないと述べました。今年下半期、Xpengは海外市場での新車投入を加速し、現在の3カ国から20カ国に拡大する見通しを明らかにしました。何氏はまた、「優秀な中国自動車メーカーは海外で強くならなければチャンスがない。将来的にはXpengの収入の半分を海外から得られるようにしたい」と述べました。

Xpengの共同総裁の顧宏地氏は北京モーターショーの期間中、同社が現在輸出している電気自動車の台数は限られているものの、変化しつつあるEUの規制環境によって戦略の見直しを迫られる可能性があるとの見方を示しました。「現在、われわれは中国で生産した製品を欧州市場に参入する戦略をとっている。しかし、変わらない戦略はない。われわれは現地の競争要求に基づいて計画を立てなければならない」と強調しました。Xpengは、グローバル事業が売上高全体の中でより大きな割合を占めることを望んでいると顧氏は付け加えました。今年は同比率が昨年の約1─2%から約10%に増加するとの見通しを示しました。Xpengは米国を重要な市場であり長期的な目標と考えているものの、「厳しい市場環境である」ため、現時点では「大胆な参入計画」を立てるのは難しいと述べました。

また、Xpengはオランダ、ノルウェー、ドイツなどでEVを販売しており、フランス、イタリア、英国など他の欧州市場にも拡大する計画です。

北京モーターショーでXpengはまた、世界のAIスマート運転車普及者に位置付けられる新ブランド「MONA」を発表しました。何氏によると、MONAブランドは今年6月にさらに多くの情報を発表する予定で、同ブランドの販売台数は今年下半期にシャオミのSU7を上回る見込みです。

57

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA