IM Motorがシャオミ汽車への誤表記により謝罪、単純ミスが波紋を広げる

SAIC傘下の新興電気自動車ブランドであるIM Motor(智己汽車)は、「智己 L6」の予約販売発表会で、シャオミ汽車の「SU7 Max」の仕様を誤って表示したことで波紋が広がっています。

4月7日の夜、智己L6が発表され、予約販売が開始されました。IM Motorは発表会で、L6とXiaomi SU7を複数のスペックで比較しました。その際、モーターに関する部分で、IM Motorは誤ってXiaomi SU7 MaxがフロントモーターにIGBT、リアモーターにSiCを採用しており、前後モーターにデュアルSiCを採用した智己L6よりも劣るという資料を公開しました。

シャオミ汽車の広報担当者はこれについて、Xiaomi SU7は、前後モーダーにデュアルSiCを採用しており、IM Motorの誤表記が深刻な悪影響を及ぼしたと非難し、SNSの微博でIM Motorに公開での釈明と正式な謝罪を求めました。

その後、IM Motorは謝罪文を発表し、発表会で重要なスペックに誤りがあったことを認め、IM Motorの共同CEOである劉涛も微博を通じて謝罪しました。

シャオミ汽車は非公式な謝罪には応じないと強調し、IM Motorに直ちに公に釈明し、正式に謝罪するよう促しました。最終的にIM Motorは同社の公式微博で公印付きの正式な謝罪文を発表し、シャオミ汽車と一般ユーザーに謝罪の言葉を公開しました。

IM MotorはXiaomi SU7に積極的に対抗し、L6の先行販売情報を発表し、製品の性能とスペックの優位性を強調し、市場での競争力を強化しました。この出来事により、智己L6とXiaomi SU7の競争は一層激しくなると予想されています。

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