水増し強要の地元政府トップを告発した雷丁汽車が倒産

 一部のメディアによると、5月6日に企業調査サイトを調べた結果、自動車新勢力の雷丁汽車(LETIN)が倒産したことが明らかになった。

 今年1月14日に、雷丁汽車の創業者でCEOである李国欣氏は、山東省イ坊市昌楽県の共産党書記である王驍氏を実名で告発した。告発によると、王氏は地元政府の業績を過大に見せかけるために、雷丁汽車などの有力企業に対して工業生産高や販売高を計数百億元水増しするよう要請した。李氏は、王氏が2022年10ヵ月分の売上高を実績の3倍以上に申告するよう強要したと主張している。

 山東省政府は雷丁汽車の創業者が実名で共産党書記を告発した件について、省・市の関係部門からなる合同調査チームを立ち上げて調査・確認して、法に基づき規則に則って処理すると、公式サイトを通じて回答した。

 しかし、数か月が経って、雷丁汽車の融資詐欺疑惑や資金トラブルに関する報道はみられるも、注目されている当局による企業への水増し要請があったかどうかは未だ明らかにされていない。

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