バフェット氏、絶好調のBYDの保有株を売却継続

海外メディアの報道によると、香港証券取引所が公表した文書によると、ウォーレン・バフェット氏傘下の投資会社バークシャー・ハザウェイ(Berkshire Hathaway)は5月2日、BYDの香港上場株196万株を売却し、売却総額4.6209億香港ドル(5890万ドル)となった。

バフェット氏は当初、2008年にBYD株2.25億株を約2.32億ドルで購入した。香港証券取引所の文書によると、2021年末時点でバフェット氏はBYD株の約21%を保有しており、2022年の価値は最高で70億ドルを超える。

バフェット氏は昨年8月以降、BYD株を売却しつづけた。これについて、BYDの執行副社長の李柯氏は、昨年12月6日のインタビューで、売却は決して「バフェット氏がBYDを手放すことを意味していない。彼はBYDを愛し(love)、BYDの経営陣を愛し、強力な支援を続けていく」と述べ、バフェット氏はいつもBYDの最大の支持者であると強調した。しかし、それ以降、バフェット氏によるBYD株の売却は止まらず、今年4月までに10回の売却を繰り返して、5月に入ってから11回目の売却を行った。今回の売却により、BYDの発行済みH株におけるバフェット氏の持ち株比率は10.05%から9.87%にさらに低下した。

BYDはこれに先立ち、今年第1四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比79.83%増の1201.74億元で、純利益は前年同期比410.89%増の41.3億元であった。純利益から見ると、BYDのこの四半期の利益水準は2021年通年の利益水準(30.45億元)を上回り、2022年第1四半期(8.08億元)と第2四半期(27.87億元)の合計も上回った。

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