威馬、BlackBerryと提携、第3世代SUVにQNXを採用

カナダ時間12月10日、カナダのBlackBerry社(BlackBerry Limited)は、中国の自動車スタートアップ企業の威馬汽車(Weltmeister)と提携し、後者の第3世代SUVにBlackBerryのQNX®Neutrino®リアルタイムOS(RTOS)やその他のBlackBerry QNXソフトウエア製品を組み込むと、海外メディアが明らかにした。

提携協定の一環として、威馬は、デジタルコックピット用QNX®プラットフォームやセキュリティを担保したQNX®ハイパーバイザなどを含むさまざまなBlackBerry QNXソフトウェアとサービスを採用し、間もなく発売される第3世代SUVでのソフトウェアの安全性と信頼性を確保する。

威馬が1年前に量産を始めて以降、現在、浙江省の温州工場で2万台以上を生産している。

BlackBerry Technical Solutionのシニアバイスプレジデント兼連席主幹のKaivan Karimi氏は「現在、全世界の道路にはBlackBerryのQNXのソフトウェアが搭載された自動車が1億5,000万台走っている。われわれの製品は、例えばISO 262 ASIL-Dのセキュリティ認定など、自動車メーカーが直面する複雑なソフトウェアの課題に対応するように設計されている。このような課題に取り組み、安全で信頼性の高い革新的なモビリティを提供するために、威馬汽車と協力できることを嬉しく思っている」と述べた。

中国の新エネルギー自動車市場のパイオニアとして、威馬汽車は中国で最も人気のある電気自動車ベンチャー企業の一つと評価されており、BlackBerryと提携することも、製品の信頼性と顧客満足度を高めるための戦略的な取り組みだ。


参考記事:https://auto.gasgoo.com/news/201912/11I70145020C601.shtml

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