Horizon RoboticsとVW傘下のCARIAD、合弁会社CARIZON設立

 12月8日、自動運転SOCサプライヤーであるHorizon Robotics(中国語名「地平線」)とフォルクスワーゲン傘下のソフトウェア会社「CARIAD」の合弁会社「酷叡程(CARIZON)」が設立されました。

 Horizon RoboticsとCARIADが発表した情報によれば、CARIZONの英語名はCARIAD+Horizonから取られており、すでに登録が完了しています。登録地は北京南五輪の経済技術開発区で、登録資本金は67.57億元で、CARIADと地平線はそれぞれ59.997%と40.003%を所有しています。

 LiDARを使用する自動運転や純粋なビジョン依存の場合でも、強力な演算力を持つチップが必要です。Horizon Roboticsは先月、次世代チップ製品「Journey 6(征程6)」を発表しました。Journey 6シリーズは、都市一般道路の高度運転支援(都市NOA)向けに開発され、演算力は560TOPSに達し、BEVやTransformerなどのアーキテクチャーに対応しています。

 Horizon Roboticsが発表した情報によると、Journey 6の最初の量産提携先には、BYD、GAIC(広汽)、ボッシュ、フォルクスワーゲンの「CARIAD」が含まれています。

 Journey 6のターゲットは高度運転支援市場であり、NVIDIAがトップの地位を占めています。XpengとNIOの都市NOAはどちらもNVIDIAのチップを採用しています。Horizon Roboticsは、米国の半導体輸出規制の影響を受け、14プロセス以上のチップを量産することが困難であるとされています。Journey 6は、7nⅿプロセスを採用しているとの観測がありますが、これが事実であれば、量産はどこで行うかという問題が興味深いものとなります。

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