スマートカー分野のボッシュを目指すファーウェイ、メルセデスとアウディの参加要請に拒絶の回答

11月25日、ファーウェイと長安汽車は、自動車スマートシステムおよび部品ソリューションに関する研究開発、設計、生産、販売、サービスを担当する合弁新会社の設立に向けて投資提携覚書に署名しました。この取引では、長安汽車とその関連当事者が合弁会社の株式の40%を取得する予定であり、残りの60%はファーウェイとその他のパートナーが共同で参加します。ファーウェイは、自社の持ち株を30%以下に減らすことを目指しています。

現在、BAIC(北汽)、SERES(賽力斯)、JAC(江淮)、Chery(奇瑞)も合弁会社への参加を検討しており、また、一汽もファーウェイと協力したいとの意向が報じられています。

一方で、一部の海外報道によれば、ファーウェイは中国ブランド以外との提携を積極的に模索しており、この提携を通じてサプライヤーとしての影響力を拡大したいと考えています。

関係者によれば、ファーウェイは最近、メルセデスとの相談を行っており、メルセデスは合弁会社の3-5%の株式を取得する可能性があります。ただし、ベンツはソフトウェア開発の主導権を握り、ハイエンドブランドとしての位置を維持する意向で、外部サプライヤーに依存することは避けたいとの立場を示していると最近の情報で明らかになりました。

アウディはファーウェイとの提携については明確な態度を示しておらず、全体的にあいまいなままです。ただし、2018年にはアウディとファーウェイは、コネクテッドカー分野で提携し、2025年頃には中国市場に先駆けて高度な自動運転機能を提供する計画が発表されています。

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