2023年12月6日のXpengの発表によれば、フォルクスワーゲン（以下「VW」）はすでに承認を得て発行された9407.9255万株の株式を購入し、その総額は約7.056億ドル（約50.52億元）に達しました。この取引の完了に伴い、VWはXpengの取締役会オブザーバーのポジションを獲得しました。

　VWとXpengは2023年7月に技術協力の枠組みを合意し、最初の提携はVWブランドの電気自動車モデル2種を中国の中型車市場向けに共同開発し、MEBプラットフォームに基づく製品ポートフォリオを補完する計画を立てていました。これらのモデルは2026年に発売される予定です。

　関連情報によれば、VWとXpengが共同開発する2種類の電気自動車は、XpengG9の「Edward」プラットフォームを使用します。さらに、VWは来年からXpengに技術サービス料を支払い、これまで40年間続いてきた中国の自動車メーカーが外国の自動車メーカーに技術ライセンス料を支払うという慣例を覆すことになります。

　Xpengは長らく技術の現金化を目指しており、VWの資本参加によりその目標を達成できたと述べています。両社は潜在的な競争上の問題にもかかわらず、提携の見通しを楽観的に捉えています。