ファーウェイと長安汽車、新会社設立に向けた提携を締結

 ファーウェイと長安汽車は25日、深セン市で「投資協力覚書」を締結しました。協議を経て、ファーウェイは新会社を設立し、コネクテッドカーのスマート運転システムと「増量部品」(注1)の研究開発、生産、販売、サービスに焦点を当てることが決定されました。

 覚書によれば、ファーウェイはスマートカーソリューション事業のコア技術と資源を新会社に統合する予定であり、長安汽車と関連当事者は新会社に投資する意向を示し、出資比率は40%を超えず、具体的な株式比率、出資金額、期限については双方で協議される予定です。

 提携の原則として、新会社は市場化の原則に基づいて独立して運営され、市場化された経営システムと報酬インセンティブが採用されることが確認されています。

 長安汽車とファーウェイは、過去の提携には、2019年の共同イノベーションセンターの設立や、今年11月に発売されたアビタ12も含まれています。長安汽車とファーウェイの提携は今回が初めてではありません。2019年にはファーウェイと長安汽車が共同イノベーションセンターを設立し、2021年11月に「HUAWEI INSIDE(ファーウェイ・インサイド)」方式(注2)を採用したAVATR 11を投入し、今年9月にAVATR 12を発表しました。

 

注1:ファーウェイは、自社に「増量部品」のサプライヤーとして位置付けています。「増量部品」とは、伝統的な自動車産業にない部品のことで、主に半導体部品を指す。
注2:「HUAWEI INSIDE(ファーウェイ・インサイド)」方式は、OEMがファーウェイ製の半導体やモーター、各種センサー、制御用機器などからなるEVプラットフォーム全面的に採用する方式を指す。

227