商用車向け自動運転テック企業のTRUNK、高性能トラックの開発と生産で一汽と提携

商用車向け自動運転テック企業のTRUNK(主线科技)は、一汽傘下の商用車メーカーの一汽解放と提携し、両社は高性能の自動運転トラックの開発と生産を行うと報じられている。

TRUNKは2017年に元百度自動運転部門創設者である陳黙氏らにより設立され、L4レベルのAIトラック技術の研究開発と応用に特化しているスタートアップ企業である。同社の「AiTrucker」L4自動運転システムは、全国で商業運用されているロボトラックに使用されている。

同社の自動運転ソリューションは、大規模な物流ハブ、港湾、電子商取引配送センターなど、さまざまな物流拠点で展開されており、累計で500万キロメートル以上のテスト走行距離と運行距離を蓄積している。

TRUNK創業者の陳黙氏によると、現在自動運転業界が早急に解決すべき最大の課題はソフトウエアの研究開発ではなく、ハードウエアが早期に確実に量産、納車を行えるかどうかにあるという。「今はOEMの自動運転の量産が遅すぎて、自動運転に適した車両の提供を加速させることもできない」。

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