「中国自動車向けチップ産業革新戦略連盟」設立

9月19日、「中国自動車向けチップ産業革新戦略連盟」(以下、「車載チップ連盟」)が北京で正式に設立された。同連盟は科学技術省と工業情報化省からの支援をうけて、国家新エネルギー自動車技術イノベーシセンターの主導のもとで設立された。

車載チップ連盟には、完成車メーカー、車載チップ企業、多くの自動車電子関連サプライヤー及び大学、業界組織等70社余りの企業・事業体が含まれている。産業チェーンの川上と川下を結びつけると同時に、お互いに強み、弱みを補完し、業界と業界の間の経験とノーハウの共有を促進し、自動車向けチップ産業において新しいエコシステムを形成する狙いだ

業界を跨いで70社以上の機関と共同で車載チップ連盟を設立するのは、中国の新エネルギー自動車とスマートカーの近年の発展に伴い、自動車向けチップの需要が高まっているが、このうち国内で独自に研究開発・生産したものはわずか10%程度しかなく、ほとんどの車載チップは輸入に頼らざるを得ない、という状況が深刻に受け止められ始めているからだ。

有名な研究機関Strategy Analyticsのデータによると、よく知られているボッシュやパナソニックを含めて、世界トップ10の自動車用半導体メーカーのシェアは67%に達している。

2018年から、国家新エネルギー自動車技術イノベーションセンターは複数の連盟メンバー機関と共同で100社以上の機関が参加する車載チップテスト認証ワーキンググループを設立し、車載チップテスト評価基準を研究、制定した。その後、第三者としての評価・認証業務を展開し、車載チップの実用化に技術上の重要なサポートを提供し、経験を蓄積した。

車載チップ連盟はまた、第14次5カ年計画期間中に複数の業務を展開し、産業チェーンの川上、川下情報共有ネットワークの構築に努める。


参考記事:https://www.d1ev.com/news/jishu/127260

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