BYD、2022年の年次報告を発表、純利益166.22億元

 BYDは3月28日に、2022年の決算報告書を発表した。報告書によると、同社の2022年の総売上高は前年同期比96.2%増の4240.61億元、親会社に帰属する純利益は同445.86%増の166.22億元に達し、同社の年間利益は初めて100億元を超えた。

 事業セグメント別に見ると、BYDの自動車と関連事業の売上高は3246.91億で、全体の76.6%を占め、携帯電話の部品、組立、その他の売上高は988.15億で、全体の23.3%を占め、粗利益率では自動車産業が昨年に比べ3.69%増加したが、携帯電話事業は1.52%減少した。

 BYDは業績が大幅に増加した理由について、「新エネルギー車の販売台数が前年同期比で力強い増加を実現し、世界新エネルギー車販売台数で1位を獲得し、利益の大幅な改善を推進するとともに、川上の原材料価格の上昇によるコスト圧力を効果的に緩和したため」と説明した。

 販売台数データによると、2022年通年、BYDが販売した新エネルギー車の累計台数は前年同期比208.64%増の186.35万台で、うちEVが184%増の91.1万台、プラグインハイブリッドが247%増の94.6万台であった。

 資料によると、BYDは1995年2月に設立され、20年以上の高速発展を経て、世界に30以上の拠点を設立し、グローバル戦略の布石を進めている。BYDの事業展開は電子、自動車、新エネルギー車、軌道交通などの分野をカバーしており、これらの分野で大きな役割を果たしている。BYDは香港市場と深セン市場に上場しており、売上高と時価総額はいずれも千億元を超えている。

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