BYD、10月販売台数は30万台、過去最高を更新

BYDは11月1日、10月の販売台数を発表しました。それによると、10月の新エネルギー車の販売台数は301,833台で、過去最高を更新しました。同期比の伸び率は昨年同期と比べてやや縮小していますが、依然38.57%の大幅な成長となりました。

1-10月の累計販売台数は2,371,350台で、前年同期比で70.3%増加しました。

ブランド別に見ると、BYDは「王朝」、「オーシャン(海洋)」、「DENZA(騰勢)」、「仰望」、「方程豹」の5つの製品ラインアップを提供しており、その中で「王朝」と「オーシャン」ブランドの販売台数が過去最高を記録し、10月に販売された新車は289,595台で、前月比5.79%増、前年同期比33.14%増となりました。

一方、DENZAブランドは成長率が鈍化し、10月の成長率は前月比12.59%減少し、月販11,500台の新車を販売しました。

また、パワトレ(動力伝達方式)別では、10月のBYD DMプラグインハイブリッド車の割合が縮小し、2021年6月以来初めて45.03%に低下しました。その代わりにEVが伸長し、うち「ドルフィン(中国語名「海豚」)」に限っても2021年の発売以来、2023年10月までに50万台目の新車がラインオフされ、今年3月から7カ月連続で月販3万台を突破しています。予想通りであれば、10月も「ドルフィン」の販売台数は高水準の成長を続けるでしょう。

BYDは国内市場の需要を満たすだけでなく、海外市場にも注力しています。同社は2021年5月に「乗用車の海外進出」計画を発表し、2年以上の発展を経て、新エネルギー乗用車は現在、日本、ドイツ、オーストラリア、ブラジル、アラブ首長国連邦など70以上の国と地域、400以上の都市に広がっています。

10月25日には、第47回東京モーターショー(2023年から「日本モビリティショー」に改称)が東京ビッグサイトで開幕しました。BYDは5つの新エネルギーモデルとコア技術を展示し、中国の自動車メーカーとして初めて参加し、純電気セダン「Seal(中国語名「海豹」」が2024年春に日本で発売されることを公式に発表しました。

BYDは2022年7月に日本の乗用車市場に進出し、日本全国に15店舗を展開しており、東京、大阪、横浜、名古屋、福岡など多くの都市をカバーしています。BYDは2025年末までに、現地の優良販売店と提携パートナーと協力し、日本で100店舗を開設し、新エネルギー車への現地の需要に応える計画です。

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