テスラ、インドに工場建設を検討 中国のサプライチェーン導入を希望

8月2日、テスラがインドに工場を建設することを検討しており、中国のサプライチェーンをインドに導入したいとの意向がインド政府関係者によって明らかになりました。

テスラは数週間にわたりインドと工場建設について交渉を続けており、その工場では現地向けおよび輸出向けに2.4万ドルの手頃な価格の電気自動車を生産する可能性があります。

しかし、インドには電池などの部品を供給する現地のサプライヤーが存在せず、インド最大の電気自動車メーカーであるタタ・モーターズでさえ、中国から電池を輸入しようとしています。

交渉の状況を把握しているインドの当局者によれば、テスラの幹部はインド政府に対し、中国からのサプライヤーの一部をインドに拠点を設けさせ、サプライチェーンを強化したいと伝えています。

しかしながら、インドは中国企業(特に自動車メーカー)の同国での事業拡大に対して慎重な姿勢を取っており、BYDも先月、インド政府の許可が下りず、インドで10億ドルを投資して電気自動車を生産する計画を棚上げしましたと報じられました。

今回のテスラの要望に対して、インドの当局者は、アップルのように、関連する中国のサプライチェーン企業が現地企業と提携することを提案しています。

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