テスラ、上海ギガファクトリーの拡張により、年間100万台の電気自動車生産工場完成へ

 一部のメディアが海外メディアの報道を引用したところによると、テスラは上海臨港新片区政府に宛てた感謝状の中で、テスラ上海工場の最新計画を明らかにした。

 新計画によると、テスラは、上海工場団地近くにModel 3とModel Yの生産用の新工場を建設し、45万台の年産能力拡張が可能になる。新工場を建設することで、テスラは生産能力を2倍の100万台に引き上げることができる。

 過去においてテスラは中国国内で第2工場の立地を検討していたため、今回の報道を受けて一部のメディアは、これはテスラの第2工場が上海に立地することを意味していると報じている。

 一方「テスラが上海に工場を新設した」というような伝え方が正しくないとの見方もある。テスラが昨年11月に上海ギガファクトリー(1期)の第2段階の生産ライン最適化プロジェクトについて環境アセスメントを公示し、パブリックコメントを募集した際に明らかにしたところによると、この生産ライン最適化プロジェクトの投資総額は12億元で、2021年12月に着工し、2022年4月に完成する予定である。同生産ラインの拡張が完了すれば、4,000人の雇用が増加し、累計年間生産台数は100万台を超え、世界第1位の電気自動車生産工場という目標を達成する見通しである。

 これを踏まえると、テスラの中国第2工場と呼ぶよりも、「既存の生産ラインの拡張」と表現する方が正しい。

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