J.D.パワーが2023年中国自動車残価率ランキングを発表

 J.D.パワーは11月13日、2023年の中国自動車残価率ランキングを発表しました。このランキングは米国の残価率モデルと5年間の現地化実績に基づき、独自の評価を経て各セグメントでランクインした車種を分析しています。

 今年のランキングにはガソリン車と新エネルギー車の計86ブランドが含まれ、計531万件の登録データと取引データに基づいています。新エネ車においては、EVモデルが初めてランキングに組み入れられ、今年はハイブリッドランキングとEVランキングが細分化されましたが、統計は依然として1年間の価値維持率です。

 ハイブリッドセグメントでは、BYDと理想汽車が1年間で74.9%の価値維持率でトップに輝きました。それに続く順位は、輸入版VW、上汽VW、一汽VW、Link&co、長安、AITO、吉利、ボルボとなりました。

 純電気自動車セグメントでは、広汽AIONが1年間の残価率が75.7%で純電気ブランドで首位に立ちました。次に、LeapMotor、テスラ、BYD、奇瑞新能源、吉利幾何、NETA、ORA、Xpeng、上汽VWが続きます。

 ガソリン車は3年間の残価率が対象となっており、新エネ車は1年間の残価率を基に計算されています。そのため、新エネ車の残価率はモデルにより数値の変動が激しいです。昨年と比較して、今回の新エネ車メーカーの総合順位及び残価率は大きく変動しています。昨年のランキングでXpengは2位でしたが、3位だったNIOは今年トップ10入りを逃しました。

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