相次ぐ自動車業種への異業種参入、今度は運送屋のLalamove(貨拉拉)か

3月末に中国運送業者のLalamove(ララムーブ、中国語名「貨拉拉」)が香港証券取引所で上場申請を行い、上場主体の名称を「拉拉科技」(英語名:Lalatech)としたことが明らかにされた。

目論見書によると、今回のIPOで調達した資金は、①内陸部業務の拡大とサービス種類の拡充、②グローバル物流市場でのビジネスチャンスの開拓と拡大、③研究開発投資、④運転資金などに、充てるためである。

特筆すべきは、Lalamoveが目論見書で自動車を造ることに言及したことである。これまでLalamoveの自動車産業への参入が噂されていたが、今回は、同社の車づくりプロジェクトが目論見書で確認された。Lalamoveによると、既存の車両レンタル販売サービスから蓄積した経験を生かして、電動商用車の研究開発に取り組み、新たなビジネスチャンスを開拓する。

また情報によると、Lalamoveはすでに新エネ商用車の研究開発や生産に関する人材の募集を開始している。

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