新エネ車冬場テスト、航続距離半減も、地場ブランドが優位

自動車総合情報サイトのdonchedi.comは12月12日に、2022年冬季新エネ車走行テスト結果を発表した。今回の試験は34ブランド60車種余りをカバーし、平均気温は-15℃を下回り、最も低温は-30℃に達する。

テスト結果によると、-15℃の条件下で、新エネ車の平均航続距離は268㎞である。実際の航続距離を公表航続距離で除したした航続距離実現率は48.5%であり、2021年試験結果と比べて14%向上した。うち、地場ブランドは49.1%で、外資系合弁ブランドは45.8%である。発表された航続達成率ランキングを見ると、トップ3はBYD「漢EV」、ARCFOX「アルファS」、NIO「ET7」で、トップ10のうち9つが地場ブランドである。

また、急速充電から満充電までの平均時間についてもテストした。地場ブランドは107.1分で、外資系合弁モデルの162.3分に比べて明らかな優位性を持つ。

冬場での新エネ車の信頼性が注目を集めている。-30℃環境で一晩放置すると、95%の新エネ車が正常に起動できたが、ガソリン車の100%のエンジン起動率に比べて見劣りする。

新エネ車とガソリン車の性能の違いをめぐり、同サイトは複数の比較テストも実施した。暖房について、-15℃の環境下でエアコンの最強パワーで、新エネ車は平均14.9℃まで昇温でき、ガソリン車はわずか7.3℃にとどまる。一方、エンジン出力について、厳しい冬場での加速性能ではむしろガソリン車が優れている。

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