Velodyne、百度と3年間の契約を締結し、ApolloプロジェクトにLiDARセンサーを供給

 海外メディアの報道によると、現地時間10月12日、レーザーレーダーメーカーのVelodyneは百度と3年間の供給契約を締結し、百度に自動運転用のAlpha Prime LiDARセンサーを提供すると発表した。Velodyneのセンサーは低コストで量産規模が大きいため、百度とApolloプロジェクトに魅力的な価格を提供している。

 百度は、中国でApollo Goという自動運転タクシーサービスを開始し、自動運転プラットフォームApolloの一部として、Alpha Primeを選択したのは、このセンサーの探知距離が遠く、解像度が高く、視野が広く、自動運転車の高性能要求を満たすことができるためだ。高品質の3D LiDARセンサーは自動運転車が周囲環境を正確に感知する重要なコンポーネントだ。

 Alpha Primeは128個のレーザー送受信センサーを使用しており、毎秒数百万個の点群を取得し、車両の周囲環境に関する3D LiDAR画像を連続的に生成することができる。また、このLiDARセンサーは衝突事故の原因となる可能性のある物体や他の車両、人を検知し、自動運転車が異なる車速で走行したり、雨、みぞれ、雪など様々な道路状況で走行できるようにし、自動運転車の性能を向上させる。

 百度は2016年以来、Velodyneの戦略的投資家の1人となり、米フォードとともにそれぞれ7500万ドルをVelodyneに投資している。また、Velodyneも百度とともに自動運転の実現を推進し、運転の安全性を高めることに力を入れている。


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