CATL、世界展開加速、191億元投資、うち海外投資90%超

CATLは8月11日、証券投資方式で国内外産業チェーンの川上、川下の優良上場企業に投資すると発表した。今回の投資総額は最大190億6700万元で、うち海外投資は9割を占める。

投資の理由について、CATL側は公告を通じて、長期戦略を考慮し、主業を中心に、産業チェーンの川上、川下の優良上場企業への投資を通じて、提携関係を強化し、資源利用効率を高め、同社の市場競争力を高めると表明した。

現在CATLが投資した企業は計45社で、うち持株比率100%の企業は11社で、圧倒的多数は電池産業チェーンと材料、モビリティ関連企業だ。電池産業チェーンでは、CATLの投資は原材料、セル/モジュール、電池パック、再利用、材料回収などバッテリー利用のライフサイクルをカバーしている。モビリティサービスで、CATLは、NIOが主導して設立した電池資産管理会社に投資することを明確に表明している。後者は自動車とバッテリーの分離を推進し、これを基にBaaS(Battery as a Service)の製品を発表することを目指している。

今回の投資の中で、海外投資は大半を占めて、これはCATLが大挙してグローバル展開の加速を浮き彫りにしている。CATLが11日に発表した公告によると、最大190億6700万元の投資総額のうち、海外投資総額は最大25億米ドルの約174億元で、全体の91%を占める。

CATLはどのような上場企業に投資するか?これも業界の注目を集めている。「川上の材料は比較的強い資源属性を有し、鉱物資源であり、コバルト、リチウム、ニッケルの3つの資源は中国の埋蔵量が不足しており、毎年大量の輸入が必要であるため、コバルト、リチウム、ニッケルなどはCATL投資の優先度が最も高い」とある証券アナリストが指摘している。


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