バフェット氏、絶好調のBYDの保有株数を減らす

最近バフェット氏が、絶好調のBYDの株を数回にわたって売却したことが大きな話題となっている。

香港証券取引所の開示文書によると、バフェット氏傘下のバークシャー・ハザウェイは9月1日、BYD株H株を171.6万株減らし、保有比率を19.02%から18.87%に引き下げた。

バフェット氏がBYDの保有株数を減らしたのは今回が初めてではない。これに先立つ8月24日、バフェット氏傘下のバークシャー・ハザウェイ社はBYD株133万H株を売却した。最高売却価格は281.6香港ドル、平均売却価格は277.1016香港ドルで、3.69億香港ドルの割引となり、投資収益率は33倍を超えた。

8月31日、BYDのA株とH株は、いずれも大幅に下落した。9月2日になってバフェット氏は再びBYDの保有を減らし、保有比率を18.87%に引き下げた。これについてBYDは、バフェット氏の株式売却は正常な市場行動であり、同社の経営はすべて正常だと述べた。

某投資会社のアナリストは、垂直統合により、BYDは生産量を増やし、より高い電気自動車の利益を得ることができると同時に、競合他社よりも競争優位に立っていると説明したうえ、BYDの成長は力強いとの見方を示した。

9月2日、BYDは、8月の新エネルギー車の販売台数が17.49万台で、前年同期の6.14万台より285%伸長したと発表した、1~8月の累計販売台数は前年同期比267.31%増の97.88万台になった。また、同社は現在70万台の受注残を抱えており、新車の納車には4-5ヵ月がかかり、毎月の生産キャパシティーは毎月の新規受注に追いつかないという。

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