トヨタとBYDの合弁会社「BYDトヨタ電動車科技公司」が設立

 2020年3月25日、トヨタとBYDの電気自動車開発・生産合弁会社の「BYDトヨタ電動車科技有限公司」が正式に設立された。深セン市坪山区に本社を置き、登録資本金は3億4500万元。

 企業登録情報によると、トヨタ自動車とBYDはそれぞれ合弁会社の50%の株式を保有している。合弁会社は、トヨタの常駐役員岸宏尚氏が会長を務める。岸宏尚氏は、トヨタのグローバルパワートレインの社長を務め、2020年1月からトヨタ自動車研究開発センター(中国)有限公司(TMEC)の上級執行副総経理に赴任している。

 合弁会社の法人及び総経理は、BYD工程研究院院長補佐、総体部経理を兼任している趙炳根氏が務めている。

 このほか、トヨタ中国(TMCI)董事長の上田達郎氏、トヨタ自動車の電気事業総責任者の豊島浩二氏、BYDの上級副社長兼自動車工程研究院院長の廉玉波氏などが合弁会社の取締役をそれぞれ務める。

 企業登録情報によると、BYDトヨタ電動車科技有限公司は、電気自動車及びその派生車両並びに電気自動車及びその派生車両用部品の設計、開発、電気自動車及びその派生車両用部品、アセンブリ及びアセンブリの輸出入及び販売、アフターサービス及び関連コンサルティングなどの業務を行う。

 BYDの公式文書によると、両社の提携にはセダンとローシャーシ電動SUV、これらの製品などに必要な動力電池の共同開発が含まれる。今後はトヨタブランドを使用し、2025年までに中国市場に投入する計画だ。

 トヨタ自動車とBYDの提携について過去の記事をご参照ください。


参考記事:https://www.d1ev.com/news/qiye/112339

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