百度Apolloが山西省の路車協調プロジェクトに落札し、3つ目の「ニューインフラ」事業を獲得

 百度Apolloは3月24日に、山西省交通強国建設試行自動運転路車協調モデルエリア(都市部道路)事業を落札したことが3月24日に報じられた。同事業は、山西省陽泉市経済開発区で路車協調インフラを計画・建設し、自動運転技術の検証、テスト結果の評価、運営サービスをサポートする。

 注目すべきは、2019年11月、百度Apolloは自動運転と路車協調プロジェクトを山西省陽泉市で正式に実施したと発表しており、今回の落札は地元政府によって追認される形になっている。

 百度Apolloは陽泉市経済開発区の双方向約10キロの路車協調テストモデルエリアの建設に参加する。プロジェクトは、知能化改造地点の感知、伝送、エッジ計算、信号収集システムの配備を含む道路側システムの建設および、百度のパブリッククラウドに基づく路車協調クラウドコントロールプラットフォームと、自動運転車両監視管理プラットフォームの構築を行い、フロントエンドの可視化システムを通じて全体の状況をリアルタイムで表示する。

 建設完了後、環境認識・物体検出技術とV2X通信技術を通じて、L4級自動運転車両の視野外障害物検知、ブラインドゾーン検出などのシーンでの応用をサポートする。また、同事業は百度の陽泉データセンターを介し、全国の自動運転ビッグデータと融合し、関連の産業チェーンの発展を牽引する。

 百度Apolloはこれまでに、落札した安徽省合肥市インテリジェントコネクテッドカー塘西河公園5Gモデル運行道路の設計・調達・施工一体化事業、重慶市永川区の西部自動運転オープントライアルエリア事業と合わせ、いわゆる「ニューインフラ」関連事業3件を受注した。


参考記事:https://www.tmtpost.com/4278413.html

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