感染再拡大でロックダウン、BYD西安工場操業停止

 自動車情報サイトの「汽車公社」によると、新型コロナウイルス感染再拡大により12月23日午前0時から陝西省省都の西安市は「都市封鎖」(ロックダウン)を実施しはじめた。

 西安市は地場メーカーBYDの最も重要な生産拠点の一つであり、主力のコンパクトカー「秦」の一部モデルと、コンパクトSUV「宋」シリーズの全モデルがここで生産されている。

 陝西省商務庁のデータによると、11月、BYD西安工場は合計55000台の完成車を生産した。BYD生産販売速報によると、同社11月の生産台数は99753台で、西安工場は全体の半数以上を占めていることが分かる。

 23日の朝から、BYDのスタッフがSNSで発信した情報によると、西安工場から「秦」、「宋」の全車種は一時的に入荷できず、当初の生産計画、納車計画は延期される。

 実際、(武漢ロックダウン以来)この1年半の間に散発的な感染再拡大によって、多くの地域、多くの都市が、全体的あるいは局部的なロックダウンを行ったが、自動車産業への影響は西安市と比較できるものはない。なぜなら、ここは中国で最も重要な自動車工業生産基地の一つだからである。


参考記事:https://www.iautodaily.com/index.php?c=article&id=18431

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