HiPhi(高合汽車)、ステーキのネット販売で自己救済?

最近、ハイエンドEVメーカーのHiPhi(高合汽車)が「直播带貨」を始め、その収益を同社アフターサービスに充て、ユーザーの権益を保護することが公式に発表されました。「直播带貨」とは、主に中国版TikTokである「抖音」APP上で、安価で商品を即売する手法です。これは日本のテレビショッピングのオンライン版に相当し、英語では「ライブコマース」と呼ばれています。3月8日、一部メディアによると、HiPhiがライブコマースでステーキなどの商品の販売を始めています。

HiPhiのエンジニアリングプロジェクトマネージャーである杨悦卿氏は、「HiPhi車の冷蔵庫から氷点下6度の保存ステーキを取り出し、電磁炉に置き、車載の外部電源に接続すれば、屋外でステーキを焼くことができます」と宣伝しました。

ライブ中継では、HiPhiのスタッフが実演し、ステーキを試食しました。HiPhiがライブコマースを行う理由について尋ねられた際、杨悦卿氏は、「ライブコマースをしなければ、収益が得られず、車が売れません」と述べました。

2024年初め、HiPhiは新規プロジェクトの開発を一時停止し、同時に従業員の福利厚生を大幅に削減するという報道がありました。2月18日まで、春節の復工初日に、HiPhiは内部会議を開き、即日から6か月間の停工を発表しました。

報道によると、2月18日までの従業員には通常通り給与が支給されます。3月15日までにHiPhiに残留する従業員には、基本給のみが支給されます。3月15日以降、従業員には上海の基本給のみが支給されます。

「稼働しても失業」は、すべてのHiPhiの従業員が経験した予期せぬ事態です。しかし、このライブコマースに対して、疑問の声も支持の声もあります。ネットユーザーの中には、「(中国政府の突然な学習塾禁止令によって倒産した学習熟大手の)新東方はこのように生き残った」という声もあります。

また、「HiPhiは自己救済のためにライブコマースを通じて自分を活性化しようとしている最初の自動車メーカーだ」「責任感がある。少なくとも逃げずにいる」「嘲笑ではなく、ただ心が痛む。HiPhiが生き残ろうとしていることが分かる」という声もあります。

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