広汽AION、タイ工場の着工で海外進出が加速

 広汽AIONの「Weibo(微博)」公式アカウントの1月31日の情報によれば、1月26日に、広汽AIONのタイ工場プロジェクトが、タイ・ラヨーン県のラヨーン工業団地で正式に着工されました。このプロジェクトは、広汽AION初の海外生産拠点として位置付けられており、総投資額は23億バーツで、設計年産能力は5万台です。工場建設は2期に分けられており、第1期は今年7月に完成する予定です。

 最初の生産開始モデルは、現在タイで人気のあるAION Y Plusの右ハンドル版となります。将来的には、タイ工場がより多くのローカライズされたモデルの導入に貢献することが期待されています。

 広汽AIONは、2023年6月にタイ市場への進出を正式に宣言し、AIONブランドの国際化を開始しました。また、同年9月にはタイのバンコクで初の海外モデル「AION Y PLUS」を発表し、海外進出戦略を本格化させました。

 この工場建設と海外市場への進出は、広汽AIONのグローバル化戦略の一環として位置付けられています。タイを中心としたASEAN市場への進出を通じて、現地化された生産、販売、サービスを実現し、海外ブランドの影響力を高めることが計画されています。

 さらに、広汽AIONはタイ工場の建設と現地化運営を通じて、専門的なグローバル人材チームを構築し、海外市場の生産・供給・販売システムを強化し、2025年には100万台の生産・販売目標を達成することを目指しています。

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