NIO、海外製造関連ポスト求人、米国工場建設に意欲

ベンチャー系自動車新勢力のNIO(蔚来)は米国の生産・製造関連ポストの人材を募集していることは、5月27日、経済誌の「第一財経」の調べで明らかになった。これは、NIOが米国に工場を新設する意向を示していると「第一財経」が見ている。

「第一財経」によると、NIOが募集しているポストには、海外製造パーク計画の専門家、車体工程専門家(海外プロジェクト)、海外計画とインフラ専門家、海外物流プロジェクトマネージャーなどが含まれている。その中で海外制造パーク計画専門家の募集要項で、2つ以上の総合計画プロジェクトの経験を有することがある必要があり、その中で少なくとも1つの米国プロジェクト総合計画の経験、米国の州法、政策、設計仕様、および計画承認プロセスを理解し、米国の工程計画や総合計画の原理原則などに精通していることが要求されている。

NIOは現在、米カリフォルニア州サンノゼに自動運転研究開発センターを建設し、ソフトウェア開発チームを設立している。取材によると、NIOはサンノゼで計画・インフラ専門家、シニアアナリストを募集している。

2021年以降、NIOは海外進出を加速させている。2021年にノルウェー市場に進出したのに続き、2022年にはドイツ、オランダ、スウェーデン、デンマークなどを含む複数の欧州諸国に進出する予定である。計画によると、NIOは2025年までに本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどを含める25カ国・地域で製品とサービスを提供する。

現在、NIOは完成車輸出の形で海外市場に進出している。噂の米国工場はNIO初の海外生産拠点になる。

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