テスラ、上海エネルギー貯蔵ギガファクトリーの建設がまもなく始動へ

 テスラは、中国の新エネルギー市場への強力なコミットメントを示しています。9月2日にテスラ中国の王昊総裁が行ったインタビューで、今後の計画と地域内の成功要因が明らかになりました。

 王昊総裁は、上海エネルギー貯蔵ギガファクトリーが間もなく建設を始める予定で、来年の第2四半期に稼働を開始すると紹介しました。同工場の初期計画では、年間1万台の商用エネルギー貯蔵バッテリーを生産し、約40ギガワット時のエネルギー貯蔵能力を持ち、製品提供範囲は世界市場をカバーします。この取り組みは、テスラが中国市場での供給力を強化し、新エネルギー車産業の成長を後押しするものと期待されています。

 テスラは今年4月9日に上海に新たなエネルギー貯蔵ギガファクトリーを建設する計画を発表しました。テスラエネルギー貯蔵ギガファクトリーはテスラ社が中国に設立した巨大なエネルギー貯蔵施設の生産基地であり、同工場の建設スケジュールが注目されています。

 これはテスラにとって中国で初めてのエネルギー貯蔵工場であり、ネバダ州のギガファクトリーに次ぎ、世界で2番目のエネルギー貯蔵工場となります。

 王昊総裁は、中国の新エネルギー市場に対するテスラの信念を強調しました。「中国の新エネルギー車市場には巨大な潜在力と良好な発展の勢いがあります。テスラは中国の新エネルギー車産業と協力し、共に前進することを期待しています」と述べました。また、テスラの中国工場の現地化率がすでに95%を超え、多くの中国のサプライヤーが国際市場で成功していることも強調しました。

 テスラの中国市場における成功の鍵の一つは、地元企業との協力関係です。テスラは多くの中国のサプライヤーと提携し、彼らが国際市場で競争力を維持できるよう支援しています。これにより、中国市場でのテスラの競争力が向上し、中国企業の国際的な技術水準と競争力も高まるでしょう。

(サムネイル写真はテスラギガファクトリーネバダです)

507