テスラの中国サプライヤー、メキシコのヌエボレオン州に10億ドル近くの投資計画?

10月18日、メキシコのヌエボレオン州知事、Samuel Garcia氏は上海訪問中に、テスラの中国サプライヤーであるNingbo Tuopu(寧波拓普)とHesai(禾賽科技)の2社がヌエボレオン州にほぼ10億ドルを投資する計画をロイターが報じました。

Ningbo Tuopuは主にNVH制御製品、内外装トリムシステム、軽量シャシーシステム、インテリジェントキャビンコンポーネント、熱管理システム、シャシーシステムなどのサプライヤーとして知られており、一方、HesaiはLiDARメーカーとしての実績があります。両社はそれぞれ7億ドルと2.6億ドルをヌエボレオン州への投資に充てる予定と伝えられました。

この情報に対して、両社はメディアの問い合わせに直ちに応じておらず、特にHesaiはこれまでにテスラへの大規模な供給を行った実績がないことがメディアの調査で判明しました。

テスラは今年3月にヌエボレオン州に大規模工場を建設する計画を発表しましたが、当時、この投資額は50億ドルを超えると報じられました。Garcia知事は今年9月に、テスラとそのサプライヤーが今後2年間で150億ドルを投資すると明らかにし、これは当初の報道から3倍に増加する額です。

今年6月、中国のメディアは、テスラがメキシコの工場建設を支援するため、多くの中国のサプライチェーン企業をメキシコに誘致していると報じました。それ以前から、多くの中国企業がメキシコに工場を建設する計画が噂されており、東山精密、立中集団、旭昇集団など、CATL(寧徳時代)も50億ドルをかけてメキシコに工場を建設する予定だと言われています。

ただし、現時点でテスラのメキシコ工場のスケジュールはまだ明らかにされていません。10月18日の第3四半期決算会議で、テスラのCEO、イーロン・マスクは、工場建設を始める前に世界経済の情勢を検討したいと述べ、2024年には「コスト削減」がテスラの最重要課題になると強調しました。

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